2026年6月25日(木)・26日(金)にインテックス大阪で開催された「関西ロボットワールド2026」にて、RobotMateHub運営/合同会社ヤマリキエッジ代表の山本力弥が、イグニション・ポイント AI Innovation Hub代表の羽間裕貴氏と共同で講演を行いました。本記事ではその内容をご報告します。
開催概要
- イベント関西ロボットワールド2026
- 会期2026年6月25日(木)〜26日(金)
- 会場インテックス大阪
- 登壇者山本 力弥(RobotMateHub/合同会社ヤマリキエッジ 代表)/ 羽間 裕貴(イグニション・ポイント AI Innovation Hub 代表)
- テーマSIerはどこにどう入るべきか⁈ ― 生成AI×ロボット実装における支援設計の実践
技術は進む。しかし社会実装で破綻する。
今回の共同セッションは、コンサルティングの視点(羽間氏)とロボット実装現場の視点(山本)という「2つの目」から、フィジカルAI時代のロボット導入をどう成功させるかを対話形式で語るものでした。
ロボットは「指示どおり動く機械」から、知覚→推論→行動を回して現場のデータで賢くなり続ける「学習し続ける身体」へと変わりつつあります。「納品した日が性能のピーク」だった従来機とは、決定的に異なる時代に入りました。
現場で止まる理由の83%は、技術ではない
一方で、導入されたロボットが現場で稼働し続けられないケースは後を絶ちません。RobotMateHubの現場インタビューと調査(n=30)によれば、導入済みロボットが撤去される理由のうち83%は「社会的要因」であり、純粋な技術的要因はわずか17%でした。
運用負荷が高すぎる
スタッフが操作できなかった
環境が想定と違った
故障・エラー(技術的要因)
本当の問題は、誰も「人とロボットの関係」を設計しなかったこと。デモは嘘をつきません。ただ、成功するよう設計されているだけなのです。
解決策としての「EDGEモデル」
講演では、社会実装の壁を越えるための実践フレームワークとして「EDGEモデル」を提示しました。導入前の診断から、稼働後の継続進化までを1つのループとして回す考え方です。
導入前に5つのレイヤー(心理・物理環境・運用・KPI・文化)をまとめて監査。Noが1つでも出たら、その現場は今やるべきではない。
ロボットを「役割を持つチームメイト」に。空間デザインではなく、関係デザインを行う。
物理環境の準備を契約の前提条件に。既存ライン・安全規格・電源を事前に整える。
失敗データを組織を越えて共有。稼働後も現場を改善し続け、賢くなるほど契約が続く。
その素養は、学べる
製造業がロボットを導入できない理由を尋ねると、73%が「ロボットを操作できる人がいない」と答えました。足りないのはロボットではなく、「どう導入するか」を知る人です。
RobotMateHubは、この「型」を誰もが学べる形にするために、4つの柱を提供しています。
Academy
学ぶ ― 現場の知見を体系化した教材
R検定
測る ― 導入できる人を判定する物差し
コミュニティ
つながる ― ロボット・AI人材が集まる場
ハッカソン
実践する ― 企業×人材が実機で混ざる場
まず1現場から。
「入れるだけモデル」の終わりは、現場を持つSIerにとって脅威ではなく、主役になるチャンスです。RobotMateHubでは、勝てる現場を特定する低ハードルの「EDGE診断」から導入支援を行っています。
ロボット導入のご相談、最新情報、コミュニティへの参加は、下記よりお気軽にどうぞ。
